アイデアの詳細(使用する食材や作り方など)
ポテトチップスの作り方 作業時間約30分
<準備>
・約700gほどのじゃがいもを用意
(700gで仕上がり約185gのポテトチップスができます。)
・じゃがいも 約700gに対して700ccの水に約20gの塩を入れ用意
(約3%の塩水を用意)
<下処理~調理>
①じゃがいもをスライス 厚さ 1.5mm前後
(皮は剥かずに芽だけを取り除いて
スライスしながら塩水に入れていく)
<塩水に浸す意味>
・切り口が空気に触れ酵素の働きによる変色防止
②塩水に浸す 約10分 ・アク抜き
・でん粉がぬけるので焦げ防止になる
・でん粉がぬけ、ぬめりがなくなるのでくっつき防止になる
・素材の風味、旨みを引き出す為
・素材の色を鮮やかに仕上げる為
③水が透き通るまで3回ぐらいすすいでザルへ
④キッチンペーパーで水分を拭き取る
キッチンペーパーの上にじゃがいもをなるべく重ならないように並べ
上にキッチンペーパーを敷く(少し湿っていても大丈夫!)
脱水機があると便利です。
⑤ある程度水分がとれたら120℃の油温で約8分間ゆっくり揚げる
じゃがいもの水分が蒸発して表面の温度が低くなるのでカス取りで沈めるながら
重ならないように揚げる
⑥8分経過したら160℃に温度を上げて泡が少なくなり、
中心が少しこんがりとしたら上げる
(徐々に温度が上がり実温140℃で約40秒が目安!)
⑦熱いうちに塩を振って完成!
仕上がり約185gに対してフランスゲランドの塩 約3g (0.016%)
★おすすめの油
オリーブ油またはひまわり油
★おすすめのじゃがいも
静岡特産 三方原馬鈴薯
大きさもにぎりこぶし以上の大きなものもあり
きれいな色となめらかな肌、ホクホクとした食感
肉質がしっかりとして皮が薄くじゃがいも本来のいい香り
このじゃがいもはじゃがいも本来のおいしい味が楽しめ
焦げにくく仕上がりもとてもきれいに仕上がります。
(きれいなので泥落としにも時間がかからない)
(5月上旬~7月下旬)
★おすすめのスライサー
ニトリに売っている
ダイヤルで切り替えができるもの
( 収納 ・ 薄 ・ 中 ・ 厚 )
薄で1.5mm サクッと軽い食感になります。
中で2mm やや硬めで食感はガリッとしますが、
じゃがいもの旨みが味わえます。
スライスの厚さを均一にすると仕上がりもきれいに
揚げた時にムラがなくなります。
出来上がった商品を瞬間冷凍をかけます。
レンジ対応の容器に入れ冷凍コーナーで販売します。
お客様はご家庭でできたての手づくりポテトチップスが味わえます。
(いままでにない新しいスタイルのご提案です!)
※手づくりポテトチップスは市販商品のような油っぽさがなく
美味しいじゃがいもの風味とパリッとした食感です!
その他(調理のポイント、工夫したこと、レシピに込めた思いなど)
調理のポイントは120度の低温でじっくりと揚げてから実温140度になるまで
揚げることです。
私は食品メーカーに約20年勤務し現在、スーパーのお惣菜売場に勤務しています。
コロナ渦で富山県黒部にある料理屋さんが手づくりポテトチップスを作り人気になっているとの情報があり、私もチャレンジしましたが失敗の連続でなかなか焦がさずパリッとさせることに苦戦し試行錯誤40回くらいで上記のレシピを完成させました。
アメリカのハインツというメーカーが冷凍のポテトチップスがあるのに国内にはないことと手づくりポテトチップスを売っているところがないことに気づき
冷凍すればご家庭で油を使わずに美味しいポテトチップスが食べられたらと思い
1年半試行錯誤したこのご提案をぜひ実現してください。